4月から、自転車が道路を走るときのルールが厳しくなりました。

なかでも一番話題になっているのは、自転車も基本的に車道を走らなければいけない、というやつだけど、うちの近所の道も自転車が車道を堂々と走れるほどの幅がないので、案の定、朝の時間帯は小さな渋滞が発生するようになりました。車のドライバーも、自転車に乗っている人も、お互いに困った顔をしている。

改正されたルールは、実はこれだけじゃない。かなり多岐にわたっていい115項目もあるそう。全部知っている人はそういないでしょう。


で、思ったのが、このルールを歌にしてしまえばいいんじゃないか、と。

あったじゃないですか、ビリー・ジョエルが「We Didn’t Start the Fire(ハートにファイア)」で歴代大統領の名前をズラズラ上げたやつ。

サザンオールスターズあたりに頼んで、明るく、ノリよく、全部歌詞に盛り込んでもらう。「自転車は車道の左側を走れ〜」みたいな感じで。何度も聴いているうちに、自然と覚えてしまう作戦です。

そういうことに税金を使うなら、誰も文句は言わないでしょうね。交通事故もたぶん減る。名案だと思うんだけどなあ。


実はこの改正ルール、70歳以上のシニアは歩道を走ってもいい、という例外があるのですね。転倒リスクや体力のことを考えると、まあ妥当な配慮だと思う。

ところが、どう見てもかなりの年配の方が、堂々と車道を走っているのを見かけます。

なぜだろう、と少し考えて思ったのは、「自分はまだ70歳じゃない」という見栄なのではないかと。歩道を走るのは年寄りの証拠だ。そんな意地みたいなものがあるに違いない。

……と、思ったのは、私自身がそうだからなのだ。

そして、いま車道を走っているあの75歳のジイサンは、きっとそのルールを知らないだけなのだ。